社長ブログ President Blog

ルールの整備

朝一番でウォーキングと水泳をして体を
動かし、汗を流しました。その後は、
野暮用を片付けるために都内をあちこち
移動しました。

最後に、先日「ビルの建て替えで本日が
最終営業日」と聞いていた馴染みの
床屋さんに立ち寄ったところ、
ビルのオーナーとの交渉の結果、
今年いっぱい営業できることになった
とのことでした。そこで、散髪は後日に
することにしました。

ソフトバンクが上沢直之を獲得調査と
報道も… 選手から「FA権の意味が
なくなる」と反発の声
Aera.引用

上沢選手の去就が物議を醸しています。
彼は昨年のオフ、ポスティング制度を
利用してMLBへ移籍しました。
この制度では、所属球団に対して
移籍先から譲渡金が支払われることが
前提となっています。しかし、
上沢選手の場合、メジャー契約の
可能性があったにもかかわらず、
レイズとマイナー契約を締結。
その結果、最終的にレイズと
メジャー契約を結ぶことができず、
所属球団であるファイターズには
約92万円しか譲渡金が支払われませんでした。

上沢選手が来季もマイナーから
メジャーを目指すならともかく、
現時点では日本球界への復帰を
検討しており、しかも元の所属球団で
あるファイターズではなく、他球団と
巨額の大型契約を結ぶ可能性が取り
沙汰されています。問題は、上沢選手が
まだ日本球界でのFA権を取得して
おらず、自らの希望をかなえた
ファイターズに対して譲渡金という
形での恩返しも果たしていない点です。

上沢選手がNPBでファイターズ以外の
球団に入団した場合、道義上の問題は
あるものの、現行のルール上は違反と
はなりません。つまり、ルールの
抜け穴を利用する形になるのです。

今後、NPBの選手がMLBを目指す
ケースはますます増えるでしょう。
これは野球界の活性化を目指すうえで
歓迎すべき動きです。しかし、FA制度と
MLB移籍の関係を整備しなければ、
選手やファンの間で釈然としない事例が
今後も発生する可能性があります。