プレミア12の感想です。
どの出場チームも、それぞれの国を
代表する「ベストチーム」とは到底
言えない状況でした。
日本チームも、大谷翔平、ダルビッシュ
有、村上宗隆、吉田正尚といった
トップクラスの選手は不在でしたが、
それ以外のメンバーに関しては、
ほぼ「ベストチーム」と呼べる布陣
だったと思います。
一方で、アメリカやドミニカ共和国、
ベネズエラなどのチームは、
現役メジャーリーガーが全くおらず、
主にマイナーリーグ所属の選手で
構成されていました。そのため試合の
レベルが低く、フォアボールやデッド
ボールが頻発して、試合時間が不必要に
長く感じられる場面も多かった印象です。
こうした状況を踏まえると、日本が
優勝するのは「当然」と言って
よいでしょう。また、試合そのものが、
日本人選手がメジャーリーグ関係者に、
他国の選手がNPB関係者にアピール
する場、いわば「顔見世興行」の
ようにも見受けられました。
さらに、昼間に行われたベネズエラ対
アメリカ戦の結果を受けて、台湾の決勝
進出が確定したことで、今日の日本対
台湾戦は事実上消化試合となりました。
そのうえ、台湾は本来予告先発として
発表していた投手を、決勝の日本戦に
温存するために急遽変更するという
奇策に出ました。この対応には、
正直興ざめせざるを得ません。今後、
こうした状況を防ぐために、大会の運営
方法を改善する必要があると感じます。
とはいえ、本来オフシーズンである
この時期に野球を観られるだけでも、
喜ぶべきことなのかもしれません。