社長ブログ President Blog

何が真実?

知事不信任、民意は否定 パワハラ疑惑
追及、先行き不透明 兵庫知事選
時事通信引用

兵庫県ではここ数か月、知事、議会、
県庁職員、そして有権者の間で混乱が
続いています。前知事による
県庁職員への告発の握り潰しや
パワハラ、さらには「おねだり行為」
などが指摘され、県議会では前知事への
不信任決議が可決されました。一方、
オールドメディアによる一方的な
報道と、ネットを通じたニューメディア
での情報には大きな隔たりがあり、
真実が見えにくい状況です。

そんな中、昨日の投開票で前知事が
再選を果たしました。選挙戦の前半では
不利と見られていたにもかかわらず、
最終的に逆転勝利を収めたのです。

しかし、いまだに何が真実なのかは
明らかになっていません。疑惑として
挙げられている事実を一つずつ検証し、
解明することが求められます。私自身、
前知事がすべて正しいとは思いません。
過ちがあればそれを認め、修正した
上で、県政を前進させるべきです。

県議会も、ただ前知事を批判するの
ではなく、建設的な議論を
進めるべきです。また、前知事に
反対する立場を取る県内22自治体の
首長も、対立だけに終始するのでは
なく、県全体の利益を考えた行動が
求められます。

加えて、マスコミも偏った報道を
行ったのであれば、その責任を真摯に
反省し、今後の報道姿勢を改めるべきです。

さらに重要なのは、ネットの選挙利用に
対する慎重な姿勢です。ネット上の
アルゴリズムは、ユーザーに同質な
コンテンツを繰り返し表示する傾向が
あります。そのため、偏った情報
ばかりを目にすると、ユーザーの
考え方が歪められる危険性があります。
趣味の分野ならまだしも、政治の世界で
これが行われると、有権者が瞬発力で
政党や候補者に引き寄せられ、冷静な
判断が妨げられる可能性があります。

選挙後こそ、リアルの場で「熟慮」を
通じて真実を解明し、建設的に物事を
進めてほしいと願います。