イチロー氏、大冠を指導 強豪私学
ひしめく大阪の公立校に厳しい言葉
「相手は相手とも思ってない」も
「一発勝負なら」
デイリースポーツ引用
「大阪桐蔭と履正社の2強なんだ
ろうと。強烈に意識しているよね?
一方で相手がどう思っているか考えて
ほしいんだよね。彼らはどう思って
いるか、考えたことある?僕は愛工大
名電で野球をやっていて、愛知4強と
言われて。この立場からするとベスト
16のチーム、眼中にないです」引用
「意識もしていない。相手は相手とも
思っていない、そこに挑むんだよ。
練習でできることは限りがある。
基本的なことしかやらないです。
どこまでいけば対等にできるのか。
練習ではものにできたかもしれない。
でもゲームで生かせるかは別。強豪校は
強豪校としかやっていない。自分たちが
うまくなるレベルのチームと試合を
している。だから(強豪と)差が
開いていく。その壁は相当厚い。でも、
みんなの情熱を持っていたら、
一発勝負なら」引用
イチローさんの仰ることには、まさに
共感を覚えます。私も大学時代に
ホッケーに打ち込み、当時の一橋大学は
関東学生リーグ1部の下位に位置して
いました。1部の上位には日本代表
選手を擁する早稲田、明治、法政、
農大といった強豪校が並び、その実力は
圧倒的でした。私たちの目標は、
1部内で実力が比較的近い慶應に
追いつくことで、上位校との練習試合の
機会も限られていたため、公式戦で
その実力差を痛感することが
多かったものの、3年生のリーグ戦で
農大や慶應と引き分ける場面が
訪れました。
特に農大との試合では、私たちを
軽視したのか、序盤に控えの
ゴールキーパーを起用していたことが
印象的です。この引き分けが響いた
結果、農大はリーグ優勝を逃すことと
なりました。
当時の一橋もまた、1部の上位校が
一橋を軽視していたように、
2部所属校をあまり意識して
いなかったのも事実です。この点では、
この記事に登場する強豪校
(イチローさんの言葉を借りれば
「愛知4強」)を当時の早稲田、明治、
法政、農大に、大冠高校を一橋に
置き換えながら、当時の状況と
重ね合わせて読みました。
さらに、イチローさんが語る「基本の
繰り返し」の重要性にも深く
共感しています。基本を繰り返し
徹底することで、当たり前のプレーが
確実にできるようになり、その上で
気持ちが高まるとき、初めて良い戦いが
できるという実感があります。