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ドラフト会議

【2024ドラフト番付】好遊撃手・宗山塁
(明大)に要注目! 1位入札は史上最多
タイ8球団も!? 154キロ左腕・金丸夢斗
(関大)も競合必至
週刊ベースボールonline

明後日24日には、ドラフト会議が
行われます。これまでのドラフト会議
では、希望する球団からの指名、
希望しない球団からの指名、さらには
指名漏れなど、さまざまなドラマが
展開されてきました。ドラフト会議は、
プロ野球における戦力の均衡を
図るために欠かせない制度です。
しかし、かつては「逆指名制度」
という、ドラフトの本来の趣旨から
外れた制度が導入されていた時期も
ありました。

プロ野球は興行であり、その興行が
面白ければファンを獲得し、さらなる
発展が期待できます。そのためには、
各チームの戦力が均衡し、すべての
試合が見応えのあるものとなることが
重要です。

ただし、現時点で改善が必要な点も
あります。それはFA制度との関係です。
FA制度において、選手を獲得する
球団と、選手を失う球団との間には、
現在の人的補償制度では補えない戦力の
差が生じてしまいます。現行の人的補償
制度では、FAで獲得する選手と補償と
して獲得される選手のレベルに大きな
違いがあり、これが不均衡を
生んでいます。MLBのように、
FAで選手を獲得する球団が、選手を
失った球団にドラフト上位の指名権を
譲渡する仕組みの方がわかりやすく、
公平性も高まるでしょう。

話を戻しますが、ドラフトでの指名は、
野球選手としての一つの通過点に
過ぎません。その後の活躍は、入団後の
選手自身の努力によって大きく
左右されます。ファンもまた、
どの選手がどの球団に指名されるのか、
大いに関心を寄せています。選手、
ファン、そして球団にとって、ドラフト
会議は一大イベントであると言えるでしょう。