社長ブログ President Blog

本来の趣旨

1万円を60円と誤表示で寄付殺到 
愛知・南知多町の返礼品
毎日新聞引用

私はもともとふるさと納税に対して
否定的な意見を持っています。

住民税とは、「教育、福祉、消防・
救急、ゴミ処理など、私たちの生活に
密接に関わる行政サービスの多くは、
市区町村や都道府県によって
提供されています。地方税は、こうした
サービスを維持するための資金であり、
その地域に住む人々が広く負担を
分かち合うもの(地域社会の会費)です。」

つまり、住民税は、私たちが享受する
行政サービスを賄うための税金です。
しかし、ふるさと納税は、自分が
応援したい市町村に自主的に納税できる
仕組みとして導入されました。
にもかかわらず、現状では「官製通販」
とも揶揄される状況に陥っています。

冒頭で述べた通り、私はふるさと納税に
否定的な立場ですが、近年、特定の市に
毎年ふるさと納税をしています。
そこには、私が支援したい団体があり、
私の納税がその団体のために使われる
仕組みがあるためです。当然、返礼品を
目的にしているわけではないので、
返礼品は辞退しています。

本来の趣旨から逸脱し、安易に利益を
得ようとする人々がいることは非常に
残念です。