社長ブログ President Blog

違和感

高校生の息子が通っている塾で
保護者面談がありました。

私が高校生だった頃と比較すると、
受験勉強の方法が大きく変わっていると
感じます。塾がビジネスとして
機能している中で、効率的に収益を
上げるための仕組みが
確立されています。その結果、
生徒たちがその仕組みに
振り回されているようにも見えます。

現在の多くの塾では「〇〇大学対策」が
重視され、テクニックに走る傾向が
あります。しかし、どの大学を
受験しても、英語は英語、数学は数学の
本質は変わりません。早期から
過去問題の演習を行うことには違和感を
感じています。志望大学の出題傾向を
把握することは重要ですが、基礎学力が
不十分な状態で過去問に取り組むと、
真の学力の定着にはつながりません。

過去問重視の勉強スタイルが合う
生徒もいればそうでない生徒もいます。
全員を同じ方法で教育することは
ビジネス効率からすると致し方ない
面があるかもしれませんが、
特別なテクニックに依存せず、
積み上げ式で学力を伸ばす方法が
効果的だと私は考えます。