社長ブログ President Blog

甘く考えるんじゃねえ

78年前の1945年8月6日8時15分に、
広島上空で原爆が炸裂しました。
アメリカ大統領は、その影響を
熟知した上で、原爆投下の命令を
下しました。

当時の広島では、第二次世界大戦の
影響を受けながらも、庶民はどうにか
日常生活を営んでいました。
しかし、その原爆は、子供、女性、
お年寄りまで、誰をも選ばずに
甚大な影響を与えました。

1945年12月末までの原爆の影響で
亡くなった方々の数は14万人から
15万人とも言われています。
しかしその正確な数は、
今でも明らかではありません。
このこと自体が、その壊滅的な被害の
大きさを示しています。
また生き残った方々もその後、
後遺症や差別、偏見による苦しみを
経験しています。

私自身は広島出身で、被爆者の方々と
接する機会が多い中で、小学生時代に
2人の女性の先生から担任として
指導を受けました。
お二人は生涯独身でした。
理由については直接伺ったことは
ありませんが、原爆の影響を
受けたのではないかと考えています。

今もなお、世界には紛争が絶えず、
その中で指導者たちが核兵器を
駆け引きの道具として
考えていることが見受けられます。
歴史からの学びは極めて重要ですが、
それを十分に学ぼうとしない者も
います。そのような人間に対して
声を大にして言いたいです。

「原爆を甘く考えるんじゃねえ。
原爆投下直後の被害も甚大だが、
人体、環境に対して長期間に渡って
甚大なる影響を与える。
このようなことは過去の教訓から
わかっていること。自分の欲に
駆られて、世界をもてあそぶな。
しっかり勉強しろよ」

2010年8月6日のブログ